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motorinの気まぐれ日記 TOP  >  デジタル

広角レンズの憂鬱

何日ぶりかでの建築撮影だったけど、いつも憂鬱になるのが広角レンズ、それも「超広角レンズ」だ、、昔シグマが発売した12-24mmは驚異的だったからずいぶん長い間使っていたが周辺の描写に満足がいかず、その後に出た2代目も歪曲がひどく初代の物を使い続けていた。
各社から12-24mmは発売されていたけれど、どうもしっくりこなくて、しばらくたった頃Canonがついに出してきたのが11-24mmだ。
価格も相当なものだったから、清水の舞台から飛び降りる気持ちで購入した。
でかい、重たい、このころから出張撮影はローラバッグにすることにした(笑)
使い始めのころは、その値段のこともあるし信頼をおいていた、というより悪いわけがないと信じていたのかもしれない。
周辺の描写も大丈夫だし、歪曲収差もかなり抑えられていた。
ところが店舗撮影などでディスプレイ照明のゴーストがかなりの確率で目立つようになってきた。
あとで画像修正すればいいや、と思い このレンズで撮影を続けていたが今日はさすがに我慢できず昔のシグマに戻ってしまった。
どうしようもなく狭い場所などは11mmという画角はかなり助かる、しかし修正しきれないゴーストはどうしようもないのだ。
また、PLフィルターなどを使おうと思うとこのサイズを買おうとすると目の玉が飛び出るのだ。
久しぶりに使ったシグマの11-24mm、また昔に戻ろうかしらと思った今日の撮影でした。

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[ 2020/05/17 15:38 ] デジタル | TB(-) | CM(0)

SONYというカメラ

 フィルムカメラの時代から「1眼レフ」というのは、いわば最高峰であって大型カメラやブローニー版の一部カメラを除いては当たり前の方式だった。1眼レフという呼称はおそらくその前の2眼レフから来ているのだろうけど、その「レフレックスミラー」があるために機械的な限界があって1秒間の撮影枚数は幾ら頑張っても10コマ行くか行かないかだった。
ミラーを固定したペリクルミラーの機種もあったが、透過する光量が少なくなるわけだから意味がなかった。
それがデジタルになってもその機構は変わらず、フィルムの巻き上げがなくなった分機械的には性能がアップしたわけだが、そのほかのところ(オートフォーカスエリアなど)は置いてけぼりをくっていた。
長い間1眼レフを製造してきて、そのレンズも1眼レフ用に製造してきたわけだから急に違うカメラを作ることが出来ないのはどのメーカーでも同じだろうと思う。昔からNikonを使ったりCanonにしたりと遍歴を重ねたけれど、ここしばらくはCanonに落ち着いていた。

ところが、SONYが動き出してすごいカメラを発表したのだ、ミラーレスでフルサイズ、しかも画素数が4240万画素というとてつもないものだった、前評判は良かったから無理して購入したのだったが、使ってみると具合が悪いことしきり、マウントが微妙に動くしコンピュータとのテザリングも出来たり出来なかったり、入出力のコネクターも位置が悪くてそれぞれが干渉する。
当然メーカーにクレームを出すわけだが、その対応が酷かった。
「ご指摘の現象は確認できません」とか「マウントのゆるみは遊びの範囲です」、挙句の果てに「当社の純正コネクターでは問題ありません」だと。
「アマチュアに対するような応対をするな!」と激怒してすぐにそのカメラは手放した。
NikonやCanonのユーザーは案外辛口でインターネット上でも平気でデメリットを語るが、SONYユーザーは誉め言葉ばっかりで嫌気がさした。

ところがどうもSONYはプロ用カメラを本気でやってるようで、次々に新製品を発表してきた。
腹を立てて売り払ったカメラは現行品で売られているが、改修されたのだろうか?
カメラは手放したが、レンズはそのまま置いてあるのでついつい最近発売になったカメラに興味を持っていかれた。
それが届いてさっそく試してみたら、、、、
おいおい!クレームつけたところはなおしてあるじゃないか!
おそらく、同様のクレームは相当あったんでしょうね、だったら「お客様のご指摘を次の製品に生かしてまいります」くらいの応対をしても良いのではないだろうか?

IMG_3641.jpg  当たり前だけど、マウントはしっかりと固定される。

IMG_3642_20180512113201677.jpg  コネクターの位置も干渉しないように間が空いている。

あとはテザリングの快適さを検証しなければいけないが、私がカメラを手放した後で新しいアプリも出てきたわけだから大丈夫でしょう、EVFの画素数は気にいらないけれど自分の「眼力」も衰えてきているから我慢しなければ、と妥協してみる。

さて、試し撮りに出かけることにしよう。


[ 2018/05/12 11:38 ] デジタル | TB(-) | CM(1)

京都写真展

 京都写真クラブが主催する「How are you PHOTOGRAPHY?展」は、12月5日から始まり19日からの「京都写真展」までが昨日終了した。いつも見るだけ、呑むだけには参加してたのだが今回初めて出展させていただいた。

会場のギャラリーマロニエは京都の老舗でオーナーの西川さんとは若いころ、行きつけのスナックで良く話をさせていただいた。
酔った勢いで「写真展をする!」と西川さんにギャラリーを押さえてもらって、結局その日までに作品ができずに違約金を払った思い出がある、若気の至りというにはあまりにもお粗末だった。

搬入から展示までそれぞれが行い、展示場所も自ら決めるという事で初めての出品なのでどうしてよいのかわからない。
「入り口もあるよ」と言われて考えている間に予定していた中のスペースは埋まってしまったから、やむなく入り口に展示することになった。

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5階に上がって来てすぐのスペースなので否応なしに目に入る訳で、まあ、良いかと、、、。
ただ、ギャラリーの中を見たい欲求が先に来るのでじっくり見てもらえる環境ではない、初参加なので「露払い役」としてはやむを得ないだろう。

6時に終了して、撤収作業、その後忘年会となった。

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そうなると、慣れたもので食べ物の置いてあるテーブルの内側に入り込んで食べ放題、飲み放題である。
毎年恒例の木下憲治氏によるギター演奏、今年は明石氏のベースも加わった。

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たっぷり食べて、呑んで、外に出ると土砂降り、近くのバーで少し飲んで打ち上げ会場の眠眠に向かい紹興酒をあおった。
いつもより1時間早く電車に乗って帰宅、得意先からの電話でちょっと遅めの動き出しだったが、酒は残ってない。
今月は忙しくてあまり飲みに出てないので、肝臓の調子も良くなったようだ。
今夜はまた、別件で出かけねばならないが。
[ 2017/12/25 11:23 ] デジタル | TB(-) | CM(2)

作業モニターの憂鬱


今年初めに「benQアンバサダー」でプロジェクターのモニターをすることになって、久しぶりにブログを更新したのだけれど、あれ以来更新していなかったことになる。
一時はブログが主流だったけれども、最近はSNSが主になってしまい、長文を書くのが億劫になってしまったようだ。

今回はBenQデザイナー向けディスプレイ「PD2700Q」をモニターすることになった。
今作業で使っているモニターはEIZOのColorEdge CE240W だけど、何年使っているかの記憶も定かではない。
調べてみると、生産時期は2006~2008となっているので10年は使っている勘定になる。
常に専用ソフトにて調整をしているので、特に問題があるわけではないが、いつ何時ポックリ逝くかわからないから不安を抱えながらの毎日ではある。そもそもつないでいるPCもMAC PROのEarly 2008なのでこれ自体10年近くなるわけだが.....。
6月にBenQデザイナー向けディスプレイ「PD2700Q」のモニター案内が来て申し込み、6月20日ころ届いたのだけれど仕事が忙しくなり検証する時間が無くなってしまって24日に梱包を解いた。

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ドライバーを探す必要もなかった、ねじ自体が蝶ねじに変身するようになっている、背面にケーブルを受けるためかフックもついている、それに何より軽い。
さて、現在の作業用モニターと入れ替えてみようとしたが問題発生、なんとHDMI端子とDisplayPortはあるがDVI端子がないのだ。DVIからの派生がHDMIであろうから変換プラグがあれば何とかなるかとAmazonに発注。

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2個もいらないけど、2個セットで売ってる。
早速変換プラグを介して接続したが、、、???なのだ。
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ディスプレイのディフォルトである「2560×1440」の解像度設定にすると文字が読めない。
ビデオカードはNVIDIA GeForce 8800GT だが、最大VGA解像度 2048x1536 となっているが、その近辺でも解像しない。
仕方ないから設定を下げたが、使いにくい。

名称未設定2

ここでビデオカードを新調するような愚はできないから、このMACでの検証はやめにした。

しばらく仕事が忙しくなって検証作業ができなかったが、モニター終了日が迫ってきている。
MAC Book PROにつないでみたら、これは問題ないがあまり意味がない。
スタジオでテザー撮影時に使っているモニターに置き換えてみた。
このPCはMAC miniだがもちろんHDMI出力端子はある。
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まずはi1での調整から

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これで色調も問題なく使えるが、実際に使ってみるといろいろと気になることが出てきた。













[ 2017/07/28 11:15 ] デジタル | TB(-) | CM(0)

benQアンバサダーと新年会

 昨年の12月だったか、「benQアンバサダー」に登録していたが新しいプロジェクターをモニターする機会に恵まれた。プロジェクターというのは講習会等で必須だけれども、写真を主としたときにPCからの投影を考えると大型液晶モニターの方が発色の面からも優位だと思っている、ただそれほどの大画面のモニターを所有しているところはそうそうないし、携行しやすさでは当然こちらになるだろう。
実際の発色はどうなのか、使い勝手はどうなのかという事を検証したいが年末の忙しさゆえ中々出来ずにいたが、恒例のスタジオ忘年会をやらなかったので、新年会に変更してこの場で検証してみることにした。

いつもは宴会は夕方から始めるのだけれども、今回はあえて3時スタートにしたが酒が足りなくなりはしないかとちょっと不安。
スリッパの数も足りないので通路には赤じゅうたんを敷いて入口で靴を脱いでもらう事にした。
IMG_0467.jpg  ちょっと高級感が.....

集まる人数は15名前後、ひな壇の上にサブロクのベニヤを並べて90×360のテーブルをしつらえ背景には白のバック紙を垂らしたが、歩くスペースも考えるとプロジェクターとの距離は5m以上になってしまう、ワイド画面にしたいけれども2.7mのバック紙からはみ出てしまうのでやむなく普通サイズにした。

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家庭用プロジェクターの位置付けなので投影レンズの設計はこれで良いのかもしれないが、他社のプロジェクターでも同じだが、講習会などで後ろに置きたいことがあるのでもう少し小さく投影したいと思う事はよくある。
横から投影することも考えたが、上下の台形補正は出来るが左右には対応していなかった。

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この「benQ HT-1070」はDLP方式(シングルチップ)という事でレインボーノイズに対してはどうなのかという事が気がかり、そこで多数の人に見てもらったわけだが、適当なコンテンツを用意できなかったこともあり、誰一人違和感は感じなかったようだ。

今回はパーティーの演出で使ってみた訳だが、写真の講習会などで使う場合は写真の投影が主となるため画質がどうかという事が気になる、いつも困るのは光量がありすぎてシャドーが出すぎたりハイライトが飛んでしまったりという事がよくある。
このプロジェクターはOSDメニュー(オンスクリーンディスプレイ)が充実していて、輝度、コントラスト、色合い、シャープネス、色温度、ガンマ等詳細な設定が出来るようになっている。

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更に入力ソースもHDMIが2系統、PC、USB、VGA、RS232など、外部出力端子と別にモノラルだが内臓スピーカーもついている。
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更に3Dモードもあるのだが、これはコンテンツがなかったので検証はしていないが、3Dで撮影した映像を大画面で鑑賞するという事も容易にできる時代なのだ。

付属のリモコンはキーが発光するので暗がりでも操作は楽だ。
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このbenQアンバサダープログラムのおかげで映像演出を加味した宴会となったが、初めのころはオシャレなMVを、最後は演歌になったのは言うまでもない。

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この日の京都は大雪、降りしきる雪でタクシーは来ず。

帰宅は朝の4時半になってしまった。









[ 2017/01/23 17:18 ] デジタル | TB(-) | CM(0)