ほっておくと勉強をしない夏休み中の息子、朝からスタジオに連れてきて集中して勉強をさせる。
その間にメールチェックしたり残務整理をしたり...。
昼過ぎてから大阪まで出かけた。国立国際美術館でやっている「森山大道写真展」を見るためだ。森山大道はブレ、ボケ、荒い粒子という今までの写真のあり方を真っ向から否定して作品を作っていったカメラマン、細江英光氏が「薔薇刑」を制作していた時に1週間だけアシスタントをしたという経歴を持っている。今はその細江英光氏と共に京都造形大学の客員教授になっている。
つい先日「視点 京都展」を見に行ったばかりでこういうタッチの作品には辛さもあったが、やはりその内容は違いすぎる。
会場に入ってすぐの展示「東京」は圧巻で全カラー写真の大伸ばし、それもあのタッチのスナップ写真をカラーで大伸ばし、ぎっしりと展示していて圧倒される。荒木経惟とお互いに撮しあっていたという話の通り、荒木経惟のポートレート(というかスナップ)も大伸ばしであって面白い。
ブースは11に分かれていてこの「東京」以外は全てモノクロだからこれだけ並ぶと迫力がある。展示スタイルも良かった。
せっかくだから美術館のコレクション展も見たが、荒川修作氏の作品の前でしばらく考えてしまった。
また、桑山忠明の「WHITE 大阪プロジェクト」というのはどう見たら良いのか、息子に説明しにくい作品で閉口した。

そのあと隣接している「大阪市立科学舘」へ行ったが、もうへとへと。
キッズプラザ大阪とかビッグバン、キッザニアなどと同じで子供向けの展示や体験型の科学模型がたくさんある。
子供は楽しいが親はたまらない。ベンチを見つけてはへたり込んでしまった。


行きは京阪の中之島線に初めて乗車したが、階段の手すりが奇妙なデザイン。
滑り台遊びの防止なのか、他の意味があるのか...。

もう乗り換えは面倒なのでそのまま京都まで帰ろうと久しぶりの京阪特急、ちょうど良い時間に三条に着き、これまた久しぶりの寿司屋に入って晩飯、バスでスタジオに帰ってきた。いやはや疲れた。