テザー撮影と言ってカメラとコンピューターを繋いでコンピューターからカメラを操作する、もしくは画像をチェックする方法はコマーシャル写真では当たり前になっているけれど、普通はUSBコードやIEEEで繋ぐからコードが邪魔になる。そりゃあ各メーカーからWifiのアクセサリーが出てはいるけれども、それなりに高くてCPを考えるとチョットなあ...となる。
ロケなどで画像確認の必要があるからどうにかしたい、そこでSDカードにWifi機能を持たせたEye-fiカードなるものを使っていた。

これはこれで良いのだけど、得意先の会社などWifi電波の多い場所では安定せず、すぐ接続が切れてしまう。
新しいタイプも出たけれど、これを使うとカメラの電池の消費が激しいのでかなり不安になる。
何年か前にアメリカの会社が出したcamrangerというWifi機器があってなかなか良さそうだから買おうかと思っていたが、最近似たようなものが発売になった。
iUSBportCAMERAというものだが、まだ使用結果の情報が少ないし、バッテリー交換式じゃないからちょっと不安、ここはcamrangerに決めたが、アメリカからの輸入は時間がかかるし、送料などを考えると割高になるからヤフオクで手に入れた。

スタジオでセッティングしながら撮影時、配置を考えるときにコンピュータの画面を見ながら動かすのが大変な場合やデザイナーが配置するときなど、ipadに飛ばしてライブビュー画面を手元で見ながらやることができる。
これはサブモニターを接続してやる方法も考えたけれど、やはりコードが邪魔になるはずなのでipadならその心配なない。

たとえばこんな撮影、ケーキのちょっとした重なり具合とか、後ろのコーヒーカップの位置などを手元の画面を見ながら動かすことができる、後ろを振り返ったり何度も撮影して確認しなくても良いわけで、かなり楽になった。
もちろん、ipadからカメラの設定も変えられるし、シャッターも切れる。クライアント様はテザー撮影ですらビックリされるから、これを見せたら驚くだろうなと楽しみ。
ところが今のところ、クライアント立ち合いの仕事が入っていないのが辛いところだ。