カメラの技術進歩のおかげでカメラマン生命が若干伸びたけれども、その一つが何といってもオートフォーカスだ。
合わせたいところにマークを持ってくるとちゃんと合ってくれる。
精密機械だから当然ちゃんと合ってくれるはずだと思っているけれども、これがデジタルになってそうはいかないのだ。
いや、昔からそうだったのかもしれないけど今のようにコンピューターのモニターで確認なんかしないからわからなかったのかもしれない。オートフォーカスだけじゃなくて、一眼レフのファインダーで覗いた画面と実際にセンサー上に結像するものとは違うから、目のいい人がちゃんと合わせてもそれがピントピッタリに写っているとは限らない。
これが最近のミラーレスカメラなら、センサーでとらえた画像をモニターで見ているわけなので安心なのだが、我々が仕事で使うカメラはまだそうはいかないのだ。
ちゃんとそういう需要があるからメーカーもそれなりに販売している。

でも8000円ほどするので、買ってまでという気もする。
それで、発砲スチロールの板で作ってみた。

まあ、わかればいいのでこれでいいや。
まずはカメラ2台と常用レンズ4本でチェックしてみた。

手順としては、テザリングでライブビュー画面をモニターに表示してきっちりピントを合わせて撮影、次にオートフォーカスで同様に撮影、それを比較してカメラ側でピントをマッチングさせるという順番だが、以前一度やっていて大丈夫と思っていたのに、大きくずれていた。その時の調整がまずかったのか、使っているうちに変化したのかわからないがピンボケが多数.....もちろん絞りは開放値でチェックするので、実際に使うときには絞り込むからそれほどピンボケにはならなかったのだけれども。
気になって、結局他のレンズも全部チェック、忘れていたレンズも発見した一日でした。