昨年の12月だったか、「benQアンバサダー」に登録していたが新しいプロジェクターをモニターする機会に恵まれた。プロジェクターというのは講習会等で必須だけれども、写真を主としたときにPCからの投影を考えると大型液晶モニターの方が発色の面からも優位だと思っている、ただそれほどの大画面のモニターを所有しているところはそうそうないし、携行しやすさでは当然こちらになるだろう。
実際の発色はどうなのか、使い勝手はどうなのかという事を検証したいが年末の忙しさゆえ中々出来ずにいたが、恒例のスタジオ忘年会をやらなかったので、新年会に変更してこの場で検証してみることにした。
いつもは宴会は夕方から始めるのだけれども、今回はあえて3時スタートにしたが酒が足りなくなりはしないかとちょっと不安。
スリッパの数も足りないので通路には赤じゅうたんを敷いて入口で靴を脱いでもらう事にした。

ちょっと高級感が.....
集まる人数は15名前後、ひな壇の上にサブロクのベニヤを並べて90×360のテーブルをしつらえ背景には白のバック紙を垂らしたが、歩くスペースも考えるとプロジェクターとの距離は5m以上になってしまう、ワイド画面にしたいけれども2.7mのバック紙からはみ出てしまうのでやむなく普通サイズにした。

家庭用プロジェクターの位置付けなので投影レンズの設計はこれで良いのかもしれないが、他社のプロジェクターでも同じだが、講習会などで後ろに置きたいことがあるのでもう少し小さく投影したいと思う事はよくある。
横から投影することも考えたが、上下の台形補正は出来るが左右には対応していなかった。

この
「benQ HT-1070」はDLP方式(シングルチップ)という事でレインボーノイズに対してはどうなのかという事が気がかり、そこで多数の人に見てもらったわけだが、適当なコンテンツを用意できなかったこともあり、誰一人違和感は感じなかったようだ。
今回はパーティーの演出で使ってみた訳だが、写真の講習会などで使う場合は写真の投影が主となるため画質がどうかという事が気になる、いつも困るのは光量がありすぎてシャドーが出すぎたりハイライトが飛んでしまったりという事がよくある。
このプロジェクターはOSDメニュー(オンスクリーンディスプレイ)が充実していて、輝度、コントラスト、色合い、シャープネス、色温度、ガンマ等詳細な設定が出来るようになっている。

更に入力ソースもHDMIが2系統、PC、USB、VGA、RS232など、外部出力端子と別にモノラルだが内臓スピーカーもついている。

更に3Dモードもあるのだが、これはコンテンツがなかったので検証はしていないが、3Dで撮影した映像を大画面で鑑賞するという事も容易にできる時代なのだ。
付属のリモコンはキーが発光するので暗がりでも操作は楽だ。

このbenQアンバサダープログラムのおかげで映像演出を加味した宴会となったが、初めのころはオシャレなMVを、最後は演歌になったのは言うまでもない。


この日の京都は大雪、降りしきる雪でタクシーは来ず。
帰宅は朝の4時半になってしまった。